痛みの治療1(急性の痛み)
2017/09/24
痛みの治療はかなり個人差があり難しいものです。
ここでは急性の痛みについて述べさせていただきます。
3日程前から「腰から足がシビレルように痛い」、「肩や腰がジンジン痛い、ズキズキ痛む、ピキッと痛む」など。
中には交通事故で、車に後ろからドーンとぶつかられ、首が回らないなど、様々な症状の方がおられます。
来院されたほとんどの患者さんは、何日ぐらいで痛みが無くなるか気になります。
痛みの程度にもよりますが、首や腰や膝が急に痛くなった場合(捻挫や挫傷、打撲など)、痛みが出てから早い来院で加療をした場合、程度にもよりますが、3日から1週間、少し重症な方で2週間から4週間痛みは取れます。
患者さんは骨や軟骨が原因じゃないかと気にされますが、来院される患者さんで骨や軟骨が原因で痛みが出ている方は、ほとんどおられません。患者さんが、病院などでもらっている薬も筋肉を柔らかくする薬や血流を良くする薬、痛み止めなど筋肉や血流に対するものです。
多くの痛みの原因は、使い過ぎによる筋肉のこわばりや、長時間の座位や草引きでしゃがんでいた為に、骨盤から腰、足周りの血流が悪くなるタイプの方がほとんどなので湿布や筋肉のコワバリを無くす治療で早期に痛みは無くなります。
年齢と共に、血管が硬くなるため、ちょっと座っている時間が長くなるだけでも、足がシビレたり痛んだりします。
座っていて立ち上がると、しばらくは歩きにくい、歩いているとマシになる、さらに歩き続けると痛みが出てくるという方は、これに当てはまると思われます。
患者さんは、正座をして足がシビレルのは理解できても、草引きや椅子や地べたに座って血流が悪くなるという事は、なかなか理解がしにくいと思います。
このタイプの痛みが継続し、レントゲンやMRIで骨や軟骨が悪いと言われ気分的に悩みだすと、慢性的に痛みが現れ、痛みがとれにくくなる場合が多いと思います。
この事は次の慢性痛で述べさせていただきます。