膝がズキズキ痛い、ピリピリ痛むなど膝の痛みで来院される患者様は、変形性膝関節症(膝の軟骨や骨がすり減るのが痛みの原因)と思っておられる方が多くおられます。

でも実際、当院に膝の痛みで来院される方の多くが、膝の軟骨や骨は全く問題無く、膝の皿の下の内側から太ももの内側に圧痛がみられる鵞足炎の方が8割を占めているように思われます。

上の図を見てください。

膝の内側の関節の少し下が痛くないですか?

もし、その場所に痛みが出ているなら、あなたの膝の痛みは、鵞足炎かもしれません。

鵞足炎の原因は軟骨の減りが原因では無く、悪い姿勢での歩きすぎなどですが、長時間の座位や草引きなどのしゃがみこんでの姿勢も膝周辺の血流を悪くするため膝周辺の筋肉がコワバリ、痛みの原因となります。

今、このページを読んでいる、「自分は変形性の膝関節症だ」と思われているあなたも、実は鵞足炎で膝の内側が痛んでいるのかもしれません。

下の図にある半腱様筋、薄筋、縫工筋をまとめて鵞足といいます。

 

ここで一つ、皆さんに知っておいて戴かないといけない事があります。

それは変形性の膝関節症(軟骨のすり減りや骨の変形)は30歳以降の方なら、ほぼ見られると言う事です。そして膝の痛みイコール変形では無いと言う事です。

長年使ってきた膝の軟骨の減りが膝の痛みの原因なら、世の中の80歳ぐらいの方は全員、膝が痛いはずです。

でも、そうではありません。

 

膝の痛みの原因が、鵞足炎か膝の軟骨のすり減りかの簡単な見分け方があります。鵞足炎はレントゲンでは写りません。

当院では、まず仰向けに寝転び、痛い方の膝をゆっくり曲げたり伸ばしたりを繰り返します。これで膝を曲げる時に音が鳴るか鳴らないか、曲がる角度はどれぐらいかを見ます。軟骨の減りなどが関係している場合、膝は90°までも曲がらないし、曲げ始めた瞬間から膝からジョリジョリと音が鳴ったりします。ひどい場合は90°異常曲げると下腿がスラスト(左右にずれるように動いたり)します。

それと、太ももの膝に近い部分の内側のやや裏側を軽く押し痛みの出方で、鵞足炎か変形性の膝関節症が原因の痛みかがほぼわかるのです。

鵞足炎の治し方は様々です。

病院や整形外科の場合は、膝の痛みはレントゲンで診察することが多く、治療もヒアルロン酸の注射、ロキソニンなどの痛みどめ、胃を痛めなようにムコスタ、湿布の治療が中心になり、変形性膝関節症と鵞足炎の治療はさほど違いはありません。

鵞足炎の治療で大切な事は、痛みを取る事はもちろん再発しない事が大切だと考えています。

その為には、筋肉の柔軟性と正しい姿勢で歩く事が大切です。

当院ではストレッチの指導、鵞足部の電気治療やマッサージで筋肉を柔らかくし、サポーターなどで姿勢を整える。などですが、当院では長引いている鵞足炎にはトリガーポイントの鍼治療をお勧めしています。

 

膝の治療で来院される方は新田辺、松井山手、大住、城陽、八幡、木津川市、精華町、宇治田原からも来院されています。

あなたの膝の痛み、変形性膝関節症では無く、鵞足炎かもしれません。

お気軽にご来院ください。

 

 

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