ヘルニア、狭窄症でも気にしなくてもいい人
2023/05/15
信じられないかもしれませんが、ヘルニア、狭窄症、変形性はあまり気にしない方がいいです。
これは悪口や否定では無く、日本の保険治療の問題です。
病院は何か病名を付けないと保険請求が出来ません。
レントゲンを撮って、「何もない」と言うと保険請求が出来ません。
とりあえず、何か病名がいるのです。
私達柔整師も病名が無いと、保険請求ができません。
私達は捻挫、打撲、挫傷、骨折、脱臼の急性疾患のみです。
病名を付けるのは本当に大変です。
私も病院勤務時代があったので、病院勤務時代はドクターの診断した病名の指示どうりの施術をしていました。
一言でヘルニアと言っても、治療は大きく分けると2通りです。
手術をしない治療か手術を必要とする治療か。
狭窄症、変形性も同じです。
私のイメージではヘルニアの99%の人は手術は必要無い人達です。
エビデンスはあるのか?と聞かれると、エビデンスと言えるかどうかわかりませんが、私が学生時代に指導された、総合病院で働いている先生の話しで「救急車で運ばれてくる腰痛の中で、10人中1人が手術になるイメージ。」
と教えられました。
私が病院も含め30年外来患者様を診ていると、腰痛で100人~200人程来院されて手術は1人いるかいないかという感じです。
来院される患者さんの中には、ヘルニアや狭窄症、変形と病院で言われて、ショックを受けてこられる方もおられますが、まず、腰の痛みや足のシビレでレントゲンを撮ってヘルニア、狭窄症と言われて痛み止めや湿布、ビタミン剤を処方された方は心配はいらないと思います。
腰の痛みやシビレだけでは無く、足に麻痺があり、レントゲンの後にMRIを撮って、診察を受けて今すぐ手術をした方がいいと言われた方は手術を検討しなくてはいけません。
ヘルニアや狭窄症と病名を付けられても、9割以上の方は筋肉の治療で良くなります。