子供のスポーツ障害は大人のせいかも!
2021/01/24
当院にスポーツ障害で来院される小学生や中学生の患者さん、皆さん将来を夢見て頑張っておられます。
中には子供さん以上に御両親の方が熱心だと感じる事もあります。
私が病院勤務時代、接骨院で約30年スポーツで負傷する子供を見てきて、大人の方に知って欲しい事があります。
ここで私が言うケガは、不慮のケガは含みません。例えば他のプレイヤーとの接触によるケガなど。
特に他人と接触した訳で無いのに練習をしているだけで腰や膝が痛くなったり、普通に走っていて捻挫を繰り返す。などの話です。
身体の硬い子供はいつか怪我をしてスポーツを継続する事は出来ないしスポーツでプロになる事は難しい。
ちょっと厳しい言い方と思われるかもしれませんが、スポーツをされている子供の事を思ってお伝えしています。
筋肉が硬く、関節の可動域が悪いと膝や腰や肘、身体のあらゆる関節に負荷がかかります。
身体が硬いとランニングやストレッチですら身体を痛めてしまいます。
イチロー選手や錦織圭選手はストレッチの大切さをネットでもたくさん記事にしておられます。
私も含め、現在の40代、50代の大人は昔は「水を飲むとバテるから飲んだらダメ、とりあえず走れ。」
などと知識も無く、気合、根性だけでスポーツをしていました。
55歳から60歳以上の方なら、平気で殴られたり、罵声を浴びせられ、運動をしてきた方もおられるのではないでしょうか?
しかし現在は違います。
特に、高校、大学、社会人でスポーツで頑張りたい方は、先ずは身体に柔軟性が無いとダメです。
下の記事はネットの記事の抜粋になります。
体の硬さは疲れやすさを引き起こすそう。体の硬さが姿勢に影響すると、血行の悪化により肩こりや腰痛につながったり、少し動いただけで疲れるようになったりするのです。
柔軟性については、スポーツ界のスターたちも重要視しています。ここで、長きにわたって活躍した(している)スポーツ選手として、野球界から「日米通算4367安打のレジェンド。45歳で引退:イチロー氏」
プロ野球選手の平均引退年齢である約29歳をゆうに超え、長年活躍したイチロー氏「初動負荷理論」というトレーニング方法を取り入れていました。初動負荷理論とは、軽いおもりを早いテンポ、かつ、大きな動作で使いトレーニングする方法のこと。重い負荷をかけて筋肉の肥大化を狙う一般的なウエイトトレーニングとは違い、筋肉の柔軟性を高め、関節の可動域を広げることを狙いとしたトレーニングであり、「筋トレ」というより「ストレッチ」に近い方法になります。
いかがでしょうか?
子供は純粋に監督やコーチ、親にプレイを見てもらって褒めてもらおうと一生けん命です。
その頑張り過ぎがケガにつながることもあります。
◆私がお父さん、お母さんに伝えたい事は
「身体の硬い子供が筋トレや走り込みをしても、ケガをするだけで何のメリットもありません。」
◆監督さんやコーチに伝えたい事は、未だに
「怪我で休んだら試合に出さない、などはナンセンスです。ちゃんとお医者さんや接骨院でどれくらいの期間休むかの指導を受けて欲しい。」
子供のケガを防ぐ為には、先ずは大人が性格な知識を持たないといけません。
「走ればいい。練習すれば上手くなる。筋力。」などは大昔の話です。
当院では時間外のスポーツ指導のメニューもあります。
ご興味がある方はスポーツ指導の予約と、お電話、メール、LINEでお問い合わせください。