往診
2018/11/25
先日、藤田接骨院に往診希望の電話がかかってきました。
「7年前に往診でお世話になったのですが、又自宅で転倒してしまい往診してほしい。」という男性からの依頼の電話でした。
この方は、元々持病を持っている為、なんとか立ちあがる事は出来るのですが、外出などは一切出来ない方なのです。
私は結構覚えがよくて、7年前の往診の事もハッキリと覚えていました。
7年前は確か、転倒して1週間経っても病院に行かずに自宅で寝たきりになっているお父さんを心配して、息子さんが接骨院まで来て往診を希望され、新田辺駅近くのご自宅まで往診にうかがわせていただきました。
私が患者さん宅をお伺いすると、元々難病を患っている方だったので、「えっ接骨院の先生で大丈夫か?」という空気になったのを覚えています(^_^;)
困ったなと思いつつ話を聞かせていただき、診せていただくと腰椎の圧迫骨折が強く疑われたので、救急車で田辺中央病院に行っていただきました。
結果は腰椎の圧迫骨折で1~2週間入院治療をされました。
それから7年、今回は患者さん本人からの依頼だったので、少しは信頼されたかと嬉しく思いました。
今回も自宅で転倒されたようでした。
転倒の場合、腰椎の圧迫骨折、太ももの転子部の骨折などを疑います。病院勤務時代は入院の患者さんの夜間の徘徊での転倒で直後はレントゲンで大丈夫でも1週間後に骨折が写る事もありました。
この方は元々、少しの時間は起立可能ですが、ほぼ寝たきりの状態で診断は少し難しかったのですが、今回は骨折は無いようでした。
とりあえずコルセットで1~2週間様子を見てもらい何かあれば、又往診させていただく予定です。
近くの内科の先生にも、月1で往診していただいているようなので大丈夫でしょう。
本当なら救急車で病院に行ってレントゲンを撮ってもらうのが一番だと思うのですが、この方は車椅子、タクシーも乗れないようで、もし救急車で病院まで行っても、診察後に病院からの帰りの介護タクシーなどの手配が色々大変なので、往診を希望されました。
私から見ると、少し動くのも大変そうなのですが、この患者さんは明るく前無向きな感じで私はとても好感を持ちました。
今回は往診のご依頼ありがとうございました。
介護など大変だと思いますが、奥様も気分転換をしたりして、気持ちや体調に気をつけてください。
今回、往診の後に奥様から往診後はなんとか御主人が座れるようになったと連絡をいただきました。
痛みが出て動けなくなったりすると、誰でも不安になります。
「大丈夫」と言われるだけでも安心す
ただ、今は医療も発達しています。
特別な病気(1万人に1人とかの病気)以外は必ず症状は治まります。
来院される方の中には、痛みから鬱になってから来院される方もおられます。
痛みは早期の治療が効果的です。
1週間で治るモノもありますが、数か月かかる場合もあります。
早めのご連絡、来院をお勧めします。