サイレントマニュピレーション(四十肩、五十肩)
2025/02/04
最近YouTubeなどで目にするサイレントマニュピレーション以下SM略(徒手受動術)
肩回りの硬くなった軟部組織(筋肉や関節包)を神経ブロックによる麻酔注射の後、徒手で肩をギリギリ無理やりに動かし肩回りの拘縮を取っていく治療法です。
無理やりと書いたのは、肩の拘縮は優しく動かしても意味が無く、イメージ的に無理やりと書きました。
SMのリスクは麻酔下で行うのですが、動かす際に脱臼や微細な骨折、腱板断裂などもあるそうですが少ないと思います。
メリットは初回が麻酔を使い施術が出来るので痛みに弱い方でも、ある程度までは治るのが早い事だと思います。
当院では麻酔は使えない為、動かす事が中心になりますが、今まで通院されてる方では治らないということは無かったです。
四十肩の治療は、痛みに慣れる事、痛くてもチカラを抜いてギリギリ以上に動かす事、1日何回でもできるだけ行う事です。
一度硬くなった筋肉はいくらストレッチをしても柔らかくはならないです。
身体の筋肉は3ヶ月で新しい筋肉に置き換わります。
毎日伸ばしていく事で筋肉が置き換わる際に伸びる筋肉に置き換わっていきます。
良く野球の練習前に「ストレッチをしっかりやれ!」と言われますが、最近では練習前のストレッチは意味が無く、身体を温めるランニング程度で十分という考えになっています。
実際、身体の硬い人間が10分ストレッチをして柔らかくなるはずがありません。
普段から地道にストレッチなどで柔らかくしましょう。
当院では四十肩の治療では、初回に家で行う簡単なストレッチを教えます。
後はそれを継続してもらえれば確実に治ります。
しかし、簡単と言っても、1回でストレッチは覚えられません。
何回か通院されて、覚えてるか、自分で出来ない場合は週に2~3回程度通ってもらい、覚えたら後は自分でしてもらっても大丈夫です。