ラセーグテスト(SLRテスト)の真実?
2024/12/21
ここだけの話しですが、ラセーグテストはヘルニアや狭窄症、坐骨神経痛などの神経学的検査と言われていますが、現場で長年働いていると、そうは思えません。
実際、腰痛を繰り返す患者さんを仰向けに寝てもらって、足を挙上させると45度程度しか上がらない方が多いです。
ただこれは、神経が圧迫されているからヘルニアだからでは無く、ハムストリング(大腿裏側の筋肉)が硬いから上がらないだけなのです。
ハムストリングが硬い方は、ギックリ腰だけで無く、膝の痛みを繰り返す傾向にあります。
その証拠に、ハムストリングをストレッチして筋肉を伸ばしていくと腰痛や膝の痛みは表れなくなってきます。
姿勢も変わってくるので肩の痛みや肩こりまで解消されます。
ただ、どんな先生や患者さんに言っても、なかなか信じてもらえませんが、当院ではこの考えを軸として治療を行っています。
開業して28年程になりますが、今のところ当院は営業できています。
腰痛のセミナーなどに行くと、柔整師、鍼灸師の中にドクターが来られていることもあります。
話を聞くと、自分の腰痛が治せないので何かヒントが無いかと参加した。などと言われます。
私達は学校で神経が圧迫されて痛みが出ると習うのですが、どうもそれは間違っているような気がします。
ラセーグテストは神経の検査では無く、ハムストリングの硬さを診る検査だと私は考えます。
ここだけの話で、あくまでも私の考え方の一つです。