効果的なストレッチ
2024/11/09
ストレッチをしていても身体に柔軟性がなかなか出てこないと言われる方がおられます。
一言でストレッチと言っても、奥が深く適当に継続していてもなかなか効果は出ません。
ここでいくつか確実に効果の出るストレッチのやり方を書いてみます。
1 効果を信じて最低でも2~3ヶ月は継続する。
ストレッチは現在身体にある筋肉を柔らかく伸びるようにするものではなく、今ある筋肉を一度、破壊して長い筋肉に置き換えるというものです。
細胞の置き換えには、約3ヶ月かかります。
1週間、2週間、1ヶ月では全く効果は表れません。地道に継続しましょう。
2 弱すぎてもダメ、強すぎてもダメ。
ストレッチをいくら継続しても、ストレッチの方法を間違えても効果は期待できません。
弱すぎるストレッチでは短くなった筋肉を破壊する事は出来ません。
強すぎるストレッチではストレッチ中に痛みが出るたびに、身体に力が入り上手く筋肉に不可をかけることが出来ません。
気持ちいいぐらいでもダメ、痛すぎて顔が強張るようでもダメです。
顔に力が入らない、ギリギリの強さが効果的です。
私の経験上では、弱いより強いストレッチの方が効果はあると思います。
3 ストレッチをするタイミングや回数
ストレッチをするタイミングや回数は諸説ありますが、お風呂上りなど身体が温まっているときなどが効果的なのですが、1日1回、2回では効果は少ないと思います。
私は1回で3分を越えるストレッチを1日に何回もする事は不可能だと思います。
1回で30秒~3分程度、弱いより強く、もちろん痛みで顔がこわばらない程度のストレッチを出来るタイミングで1日に何回でも繰り返すのが効果的だと思います。
最後に
ここに書いた事以外に、ストレッチは正しいフォームでしないと全く効果はあらわれません。
柔軟性のある身体にするだけで、ケガをしにくくなったり、四十肩、五十肩の予防、血圧を下げるなどの効果もあります。
本当に、身体を柔らかくしたい、ケガをしにくい身体にしたいひとは一度ご来院ください。
昔はクラブやスポーツをする前に「怪我をしないようにストレッチをしっかり」などといわれましたが、私は練習前のストレッチはあまり効果は無いと思います。
身体の硬い人が練習前に10分ストレッチをしたからといって身体が急に柔らかくなる訳がありません。
練習前なら、軽く走って身体を温めた方がケガの予防になると思います。
ストレッチをするには、水分補給、たんぱく質の摂取など細かいこともあります。
正しいストレッチをして健康な身体にしましょう。