腸腰筋膿瘍
2022/05/11
GW前の夜に、友人から「母親が腰痛で困っているどうしたらいいか?」と連絡がありました。
話を聞くと、自宅で植木鉢を持った日の夜から腰に痛みが出てきたという事でした。
自宅近くの病院では「元々変形のあった股関節からの痛み」と説明を受けたそうですが、話を聞くと痛みの場所が股関節では無く腰に問題があるように感じたので「腰椎の圧迫骨折の疑い」で翌日に田辺中央病院を紹介する段取りを行いました。
翌日、当院に来院する前に友人から連絡があり、「母親に熱が出てきた、震えている、病院に行きたくないらしいから往診をしてもらえないか?」と言われましたが、ショック症状を起こしているようなので、とりあえず中央病院での診察を受けて欲しいと言いました。
中央病院には電話で連絡を入れ、向かってもらいました。
そして中央病院に10時半に到着、そこから検査が始まり、終わったのは夕方の16時
病名は圧迫骨折などは無く、腸腰筋膿瘍でした。
腰の筋肉と仙骨と腸骨の間に感染症を起こしていたようです。
お母さまは糖尿を持っておられたようで、それも原因のようでした。
発見が早かったので命は助かりましたが、早く病院に行ってなかったら命も保証できない状態だったようです。
当院に来られる患者様の中にも、「病院に行くのが恐い」と言われる方もおられますが、なんでも早めに病院に行くことをオススメします。
私も
何かあったら、早めに病院に行こうと思う出来事でした。